3月4日月曜日、シー・リミテッドSea Limited(SE.US)は、第4四半期の売上高36億2,000万米ドル、1株当たり損失19セントを発表した。これはアナリスト予想の35億7000万米ドル、1株当たり損失20セントを上回るものであった。シーは東南アジアの大手インターネットサービス企業で、デジタルエンターテインメント、Eコマース、デジタル決済、金融サービスの分野で事業を展開している。
同四半期の決算は、Eコマースプラットフォーム「Shopee」の拡大鈍化に対する懸念を和らげるかもしれない。Shopeeは、中国ハイテク大手バイトダンス(字節跳動)が所有するティックトック(TikTok)やアリババ(BABA.US)の電子商取引プラットフォームであるLazadaとの強力な競争に直面し、優位性を維持するのに苦労している。前の四半期、シー社のEコマース売上高(GMV)は前年同期比23%増の26億米ドルとなった。さらに、会長で最高経営責任者(CEO)のフォレスト・リー氏は、2024年までにShopeeの商品総売上が2桁台後半まで大幅に増加するとの見通しを発表した。昨年、同社のEコマースGMVは7%増の785億米ドルとなった。リー氏はさらに、Shopeeの調整後EBITDAは下半期にプラスに転じると明らかにした。
同グループのその他の事業部門は低迷した。もうひとつの主要事業であるデジタルエンターテインメント事業部門の第4四半期の売上高は、46%減の5億1,100万米ドルとなった。予想の5億4,600万米ドルを下回る理由は、新製品の発売がなかったためである。
厳しい競争に直面する中、リー氏は昨年8月にShopeeの投資拡大計画を開始した。同氏はライブストリーミング(ライブ配信)事業のペースを上げているが、それは利益率を低下させ、TikTokやアリババといったライバルとの争いの引き金になる可能性がある。しかし、同氏はこれが市場での地位を維持するために重要だと考えている。
(Sea Limited株価指数 年足チャート)
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