2024年1月12日現在、米ドル指数に対するテクニカル分析をお届けします。
12月米コア指数は3.9%で、予想の3.8%を上回り、2021年5月以来の低水準となった。前月比は0.3%で、市場予想と一致。このような統計は、実際のところインフレ率の急速な低下を示しておらず、3月の米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げを後押しするものではない。そのため、短期的な米ドル指数に対する弱気のベットはしばらく一息つくかもしれない。
3月の利下げについて、様々なメンバーが意見を公の場で表明した。その中で、クリーブランド連銀のメスター総裁は、3月の利下げは時期尚早であり、今年はテーパリングの問題の調整を議論し始めると述べた。リッチモンド連銀のバーキン総裁は、FRBが3月に利下げを行うとは予測しないと強調し、PCEインフレ統計に注目すると述べた。
(米ドル指数日足チャート。情報源:Ultima Markets MT4)
指標は買われ過ぎのゾーンには入っておらず、弱気のシグナルを発している。これは、強気派がまだ上昇し続ける十分な力を持っておらず、相場がいつ下落してもおかしくないことを示唆している。
米ドル指数は黒い33日移動平均線の下で振動を続け、33日移動平均線のレジスタンスをなかなか突破できず、徐々に収束する三角持ち合いを形成している。価格がこのレンジを下回れば、米ドル指数の弱気トレンドを継続する可能性がある。
(米ドル指数1時間足チャート。情報源:Ultima Markets MT4)
指標が買われ過ぎのゾーンに達した後、弱気のシグナルを発した。現時点で短期的な弱気相場が優位であり、15分足チャートなど、より短い期間のチャートに切り替えて、売りエントリーのチャンスがあるかどうかを確認する必要がある。
米ドル指数は緑の240日移動平均線の上で推移しており、上昇フラッグパターンを形成している。米ドル指数はこのフラッグを下方にブレイクした場合、弱気トレンドに転じる可能性が大きくなる。
(米ドル指数30分足チャート。情報源:Ultima Markets MT4)
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