2024年9月4日現在、米ドル対カナダドルに関するテクニカル分析をお届けします。
カナダ中銀は先月、2回連続で0.25ポイントの利下げを行い、インフレが予想とおり冷え込むようであれば、さらに利下げを行う可能性を示唆した。このため、本日のカナダ中銀の政策金利決定で、さらなる利下げが実施されれば、為替レートには売り圧力がかかる。
リビアの石油供給中断が終息するとの観測が出たことや、米国の夏ドライブシーズンの終わりに足を引っ張られ、原油価格は急落した。WTI原油は5.25%安の1バレル70.13ドル、ブレント原油は4.63%安の1バレル73.69ドルで取引を終えた。
日足チャート分析
(米ドル/カナダドル日足チャート。 出所:Ultima Markets MT4)
ストキャスティクスは売られすぎのゾーンで強気のシグナルが点灯し、売られすぎのゾーンにあるストキャスティクスと為替レートはボトムダイバージェンスパターンを形成した。これは、これまでの下落トレンドが一服し、短期的な調整と反発の可能性があることを示唆している。
現在、3本の移動平均線は重なろうとしており、為替レートが移動平均線グループまで上昇する可能性が高いと予想される。上昇の最初の目標値はオーダーブロックの始値である1.35861付近となり、次の目標値は緑の200日線を目指している。
1時間足チャート
(米ドル/カナダドル1時間足チャート。 出所:Ultima Markets MT4)
ストキャスティクスは買われすぎのゾーンで弱気のシグナルが点灯しており、アジア取引セクションに為替レートが下方修正トレンドに入ることを示唆している。投資家にとっては、ストキャスティクスが50の中央値を下回ってから再び点灯する強気のシグナルが注目に値する。
為替レートは昨日、上昇チャネルラインを加速して突破し、当面はレンジ相場にある。米ドル対カナダドル相場がボックス圏を下抜けた場合、下にある赤い33日線のサポート価格水準に注目しよう。
トレーディングセントラル PIVOTインジケーター
(米ドル/カナダドル30分足チャート。 出所:Ultima Markets APP)
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