金相場は再度上昇に転じ、最高値に戻した後も上昇を続けるだろう 

2024年7月18日現在、金に関するテクニカル分析をお届けします。 

要点 

• FRBメンバーの発言 

米連邦準備理事会（FRB）のウォラー理事は、潜在的な市場分析に基づき、利下げの時期が近づいていると述べた。利下げ開始時期の正確なタイミングはあまり重要ではない。一方、バルキン氏は、FRBが7月の政策決定会合でインフレを高水準と表現することが適切かどうかを議論することと言明した。 

• 利下げ観測 

米連邦準備制度理事会（FRB）が今年9月に利下げに踏み切るとの観測が高まりつつあり、通常、利下げによって安定資産である金の魅力が増す。また、スイス国立銀行のレポートでは、最近の金に対する投資家の関心は、低金利で買おうという動きが広がっており、これが市場が急反発した理由の一つかもしれないとも発表されている。 

テクニカル分析 

日足チャート分析 

（金相場日足チャート。　出所：Ultima Markets MT4） 

• プライスアクション 

金相場は、赤いトレンドラインからの一連の阻止を経て、上昇トレンドに転じた。同時に、強気・弱気の相場構造の転換点を突破し、長期線からみると、当面強気基調が続くことが確認された。ただ、今週史上最高値を更新した後も、日中は弱気の勢力が残っており、高値に後戻した後、トレンドに乗ってエントリーするチャンスがあるかどうかに注目したい。 

• フェア・バリュー・ギャップ 

金価格が史上最高値を更新した一方で、強すぎる上昇トレンドが上昇のフェア・バリュー・ギャップ（FVG）が形成された。短期的な弱気の勢力はFVGの範囲に戻る傾向があり、短いサイクルを切り替えて、ギャップ近辺のサポートに到着する際、買いでエントリーのチャンスが注目に値する。 

1時間足チャート 

（金相場1時間足チャート。　出所：Ultima Markets MT4） 

• ストキャスティクス 

ボトム圏にある指標は強気のシグナルを示しており、短期的に弱気の勢力は劣っていることを示唆している。アジア取引時間では、金価格が反発し、上昇トレンドが継続する可能性が高い。 

• ネックラインによる抵抗 

金相場は、1時間足でダブルトップ構造を形成した後、赤のネックラインを下回っており、アジア取引時間で金相場がネックラインを上回らなかった場合、引き続き下落するリスクがある。 

• 移動平均線グループ 

赤い33日線と黒い65日線は、金相場のさらなる下落をサポートし、上下には抵抗帯が存在しているため、金相場は日中のトレンドが継続する方向が選択されるまで、アジア取引時間で収束し、上下に揺れ動く可能性が高まるだろう。 

トレーディングセントラル　PIVOTインジケーター 

（金相場30分足チャート。　出所：Ultima Markets APP） 

• Ultima Markets APPにあるPIVOT指標によると、当日の中心価格は2483.00。 

• 2483.00を上回ると上昇トレンド、最初の目標値は2500.00、次の目標値は2514.00。 

• 2483.00を下回ると下降トレンド、最初の目標値は2444.00、次の目標値は2430.00。 

免責事項 

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