2024年9月13日現在、ユーロ対米ドルに関するテクニカル分析をお届けします。
欧州中央銀行(ECB)は今年2度目の利下げを行い、政策金利の一つである中銀預金金利を0.25スポイント引き下げ、2023年6月以来の低水準となる3.50%とした。今後3年間のGDP成長率見通しは全般に引き下げられ、インフレ率見通しは横ばいとなった。
最近のインフレ指標がほぼ予想とおりであったことから、市場は金利決定前に9月の利下げを想定していたが、年内のその他の金利決定がどのように予定されているかに市場の注目が集まっている。ECBラガルド総裁は、利上げの継続を確約しておらず、インフレ率が低下傾向にあることから、投資家はECBの利下げ予想を下方修正し、年末までにさらに36ベーシスポイント引き下げると予想した。
日足チャート分析
(ユーロ/米ドル日足チャート。 出所:Ultima Markets MT4)
ファストストキャスティクスは売られすぎのゾーンに入ったが、スローストキャスティクはまだ売られすぎのゾーンに入っていないうちに、強気のシグナルがすでに点灯した。短期的に上昇を促す材料があることを示唆しているため、反発のタイミングに注意し、今週も下降に転じて調整が続く可能性があるため、警戒する必要がある。
為替レートは昨日、強い反発で上昇に転じたものの、現在の強気・弱気の分水嶺の価格水準は1.1154付近にあり、このレジスタンスを上抜けるまでは強気トレンドの復活は明確にならない。今日の為替レートは、前回上昇のFVG付近の価格水準でもある1. 1108の上値抵抗線に注目しよう。
1時間足チャート
(ユーロ/米ドル1時間足チャート。 出所:Ultima Markets MT4)
昨日ゼロラインの下にある指標は強気のシグナルが点灯し、ヒストグラムの高さが一気に大きくなり、上昇した。これは、現在の為替レートが力強く上昇したことを意味し、短期アジア取引セッションでは、手を出さず様子見がおすすめ。
ユーロ対ドル相場は、様々な移動平均線を力強く上抜けた後、現在、この前のレジスタンス価格水準の1.1090でブロックされそうになっている。同価格水準が8月末の支持線で、為替レートは急騰してこの価格水準に接近した後、ある程度の確率で調整局面に入る可能性がある。
トレーディングセントラル PIVOTインジケーター
(ユーロ/米ドル30分足チャート。 出所:Ultima Markets APP)
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