2024年5月7日現在、豪ドル対米ドルに関するテクニカル分析をお届けします。
本日、オーストラリア準備銀行(RBA)は最新の政策金利決定を発表し、市場の予想通り政策金利を据え置いた。オーストラリアの堅調な労働市場と第1四半期の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)は予想を上回ったことから、オーストラリアのインフレは依然として頑強であることが示唆されている。したがって、今回FRBの姿勢は依然として中立である。
米NY連銀のウィリアムズ総裁は、FRBは最終的に利下げに踏み切るだろうが、それはデータ次第であると述べた。米リッチモンド連銀のバーキン総裁は、高金利による本格的な影響があらわれるのはこれからで、現在の制限的な金利水準は需要を減衰させるのに十分であると考えていると主張した。
(豪ドル/米ドル指数日足チャート。情報源:Ultima Markets MT4)
指標は過熱圏に入っており、強気派が短期的に優位であることを示唆している。ただし、弱気のシグナルを発する前、簡単に売りでエントリーすることができない。
為替レートは現在、4月以来の上昇トレンドチャネルの上端でもある、前回の支持線・抵抗線の変換エリアに阻まれている。これらの抵抗線がプレッシャーとなり、為替レートは短期的にはリトレースメントの可能性がある。しかし、抵抗線を上回れば、上方のスペースが開き、豪ドルはさらに上昇するだろう。
(豪ドル/米ドル指数1時間足チャート。情報源:Ultima Markets MT4)
指標は過熱圏で弱気のシグナルを発し、ダイバージェンスパターンを形成している。その後、同指標は下降に転じ、現在は50の中央値を下回っている。指標はボトム圏に入ってから、強気シグナルの点灯に注目しよう。そうでない場合は、為替レートが反発して、まだ調整局面に入る可能性がある。
豪ドル対米ドル相場の最近の下降トレンドは、明らかに上下に動くレンジ相場であり、緑色の代替トレンドラインと赤色の33移動平均線が日中のレジスタンスとなっている。この2本のラインをさらに割り込むと、黒い65日移動平均線に到達する可能性がある。
(豪ドル/米ドル指数30分足チャート。情報源:Ultima Markets APP)
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