2024年第1四半期の米国GDP速報値は前期比年率1.6%増と発表された。これは、2022年前半に見られた縮小から再び拡大した後、最も伸び率が鈍化したものである。個人消費は3.3%増から2.5%増に減少したが、これは主に財消費が0.4%減少したためである。非住宅投資は、建設投資の0.1%減少により、3.7%増から2.9%増に鈍化したが、設備投資は1.1%減から2.1%増に回復し、知的財産投資は4.3%増から5.4%増に加速した。
さらに、政府支出の伸び率は前期の4.6%増から1.2%増に鈍化した。輸出は前期比年率5.1増%から0.9%増と前期から大幅に伸びが鈍化したほか、輸入は2.2%増から7.2%増と大幅に伸びが加速した。また、在庫投資の成長率寄与度は0.35%ポイントと減少した(前期は0.47%ポイント減少)。一方、住宅投資は13.9%増と前期の2.8%増を上回る2桁増となった。
(米国の実質GDP成長率。 出所:米商務省経済分析局)
2024年第1四半期の食料品とエネルギーを除いたコアPCE価格指数(Core PCE)は前期比年率3.7%増となり、前回値2%増から大幅に上昇し、予想値の3.4%増を上回った。一方、PCE総合価格指数の前期比年率は増3.4%で、去年同期比の1.8%増を大きく上回った。
(米国コアPCE価格指数 前期比年率。 出所:米商務省経済分析局)
米国株は木曜日、景気の減速と根強いインフレを背景に売り圧力が強まった。S&P500指数は約0.5%下落、NYダウは前場に540ポイント下落した後、375ポイント下落(-0.98%)で取引が終え、ナスダックは0.6%下落した。メタ(-10.56%)やIBM (-8.25%)などの主要銘柄の期待外れの決算報告は、さらにセンチメントを混乱させた。ハネウェル株は、好決算にもかかわらず売り圧力がかかり、0.9%下落した。
(S&P500指数月足チャート)
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