2024年2月16日現在、ポンドと米ドルに対するテクニカル分析をお届けします。
1月の米小売売上高は前月比-0.8%と予想の-0.1%を下回り、昨年3月以来最大の下落率となった。小売売上高の統計が発表された後、スワップ市場の価格設定は、2024年の米連邦準備制度理事会(FRB)によるさらなる金融緩和策を行うことを反映したものとなった。
今週発表された英国の統計によると、2023年後半、景気は後退局面に入った。今年1月のコアインフレ率は5%の上回りを維持している。このことは、英国の現在の金融引き締め政策がしばらくの間維持される必要があり、今後の小売売上高や雇用統計がインフレ率の下降モメンタムを示唆していることから、イングランド銀行は2024年の景気回復を確実にするため金融緩和策の準備が整っていることを示唆している。
(ポンド/米ドル週足チャート。情報源:Ultima Markets MT4)
指標は、ボトム圏で弱気のシグナルが点灯した後、緩やかに下落しており、現時点での強気派がまだあまり介入されておらず、相場が反転または下落を加速する可能性があることを示唆している。
ポンドの動きは週足レベルの下降トレンドラインに阻まれており、その下は黒い33日移動平均線にサポートされている。その結果、為替レートは収束の局面にあり、どちらかの方向へのブレイクアウトを待っている。その時点で、トレンドを背景にエントリーするチャンスがあるかどうかに注目しよう。
(ポンド/米ドル4時間足チャート。情報源:Ultima Markets MT4)
為替レートは昨年12月末以降、下降チャネルラインを形成しながら下降している。そして、2月上旬、為替レートは再び下降チャネルライン内で反発した。今週の上昇は、2月上旬の反発傾向を継続する可能性が高い。
これまでの上昇の波動構造から、現時点で為替レートは上昇の推進波のC波動にある可能性があり、61.8%のフィボナッチエクステンションに注目している。そのエリアは緑色の240日移動平均線の付近でもある。このまま上昇し続けると、チャネルのレジスタンスライン付近になる可能性がある。
(ポンド/米ドル30分足チャート。情報源:Ultima Markets APP)
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